在留カードってなんだろう?身分証にもなる【在留カードの見方や扱い方を知ろう】

2022年5月9日   ブログ

技能実習生を受入れると必ず登場するのが「在留カード」です。
日本人にはまったく馴染みのない在留カードは、監理団体や技能実習生にとってなくてはならない存在です。
ですが初めて技能実習生を受入れた企業にとって、どう扱ってよいのかも分からないですよね。
今回は、そんな在留カードについて学んでいきましょう。

 

 

在留カードとは?

外国人であれば誰にでも在留カードが交付されるわけではなく、中長期間滞在する外国人が対象です。
滞在期間3ヶ月以下は観光客とされ、対象となりません。

在留カードは上陸許可をはじめとして、日本国がさまざまな許可を出していることを示す存在です。
日本国から出されている許可を簡単にチェックできることから、身分証としての役割も果たしています。

日本人が身分証としても利用する「自動車免許証」の大きさやデザインにも似ているので、初めて見る日本人でもすぐに慣れるでしょう。
またICチップが偽造防止のために搭載されていて、電子情報を読取ることもできるので信用度も高いのが特徴です。

 

 

在留カードには何が書いてあるの?

 


▲  出入国在留管理庁WEBサイトより


顔写真

顔写真付きの公的な身分証は日本でも種類がそれほどありません。
自動車免許証を除くと、パスポートかマイナンバーカードがよく使われています。
一昔前までは健康保険証が身分証として有効でしたが、近年では写真がないのでNGとされることも多くなりました。
技能実習生にとって顔写真付きの身分証である在留カードは、銀行口座開設や各種契約でも活躍します。


住居地

現在の居住地が記載されて、引っ越した場合は裏面に追記されます。
変更は市町村の担当窓口でも可能です。


在留資格

外国人がなんの資格で日本にいるかを知ることができます。
技能実習生なら「技能実習3号」や「技能実習2号」のような表記がされます。


就労制限の有無

在留資格には働くことができるものと、できないものがあります。
技能実習生は「在留資格に基づく就労活動のみ可」とされているので、アルバイトなど副業をすることはできません。


在留期間

日本に在留できる期間が表示されています。


有効期限

カードの有効期限です。
技能実習生の場合、在留期間とカードの有効期限は一致しているのが基本です。
ですが事情によりズレが生まれる可能性もあります。


裏面

住居地や資格外活動居を受けた場合には裏面に記載されます。
企業担当者としては裏面に何も書かれていなくても、両面ともコピーやスキャンをしておくと良いでしょう。

 

 

在留カードには携帯義務がある

外国人の身分証としての機能がある在留カードは、法律によって常に携帯していることが「義務」となっています。
これに違反すると技能実習生は入国管理法 第二十三条第二項に違反として「二十万円以下の罰金」に処されることになります。

企業側としては無くしてしまわないだろうかと心配になり、パスポートと共に在留カードも会社で保管しておきたい…と思うかもしれません。
ですが保管する行為は企業側に罰則が定められています。

技能実習生としても路上などで警察官からの職務質問された場合に対応ができません。
プライベートでの活動も制約されることになってしまい、技能実習生と企業とのトラブルの元にもなりかねません。

 

 

在留カードはいつ貰えるの?

企業側は在留カードの発行手続きはしません。
受け入れの際に、すでに実習生本人が持っています。
では、どこで発行されているのでしょうか?

外国人は成田空港など主要な7空港で入国した場合は、上陸審査の流れで在留カードが交付されます。
他の空港から入国した場合でも市町村で居住地の届出をすると、10日以内に居住地宛に在留カードが郵送されます。

という流れから、技能実習生が企業に配属されたときには、在留カードを持っているのです。

 

 

在留カードと住民票の関係

2012年以降、外国人にも住民票が作成されるようになりました。
在留カードと住民票はリンクしている面があり、在留カードの交付手続きや住所変更は市町村窓口でもすることができます。
技能実習生が住民票を必要な場合、在留カードを窓口で見せれば本人確認としても有効です。

 

 

在留カードの偽造に注意

「うちは組合を通した技能実習生しかいないから関係ないよ」と思っていても、外国人が働いている企業には、どこからともなく情報が広がり、さまざまな在留資格の外国人を活用しないかというお話が舞い込むようになってきます。

在留資格、就労制限、有効期限をチェックするのはもちろんですが、偽造された在留カードの可能性もあります。
在留カードには偽造防止のホログラムを見たり、居住地についての質問をしたりして反応を見てみましょう。

どうしても怪しいと感じたら、在留カードのICチップを活用しましょう。
本人の同意を得て、スマホやカードリーダーで在留カードをスキャンすることで、顔写真を含めて本当のデータを知ることができます。

 

 

帰国時は返納する

技能実習期間がすべて終わり、日本に再入国の予定がなくなった場合は帰国時に返納します。
在留カードを返納するのは空港の出国審査場となります。
基本の形としては交付された場所と返納する場所は同じというわけですね。

 

 

まとめ

在留カードは技能実習生にとっては大切な身分証明書。
常に携帯していないと違法となってしまうので取り扱いには注意が必要です。
公的サービスや重要な契約だけではなく、日常生活でもさまざまな場面で、技能実習生を始めとする外国人は在留カードの提示を求められるシーンが多々あります。
記載内容にはプライベートな情報が含まれるので、会社としては必要な時だけ確認するようにしましょう。

ふれんど協同組合では「これってどういうこと?」という素朴な疑問・質問にも丁寧にお答えしています。
受け入れが初めての企業様は、そもそもこの手続きはだれがやるの?
ネットで調べてもよくわからない…なんてことも多々ありますよね。
在留カードのように技能実習生の受入れ企業側では処理しない手続きや、手配のサポートも対応しています。

当組合では外国人材の受入れを検討している、またはすでに受入れていてお悩みを抱えている企業さま向けの個別相談会を随時行っています。
以下フォームよりお気軽にお問合せください!