【3つのパターン】日本で車を運転するために必要な手続きとは?

2022年1月14日   ブログ

大都市以外で生活する人たちにとって、自動車免許は欠かすことができません。

日常生活や職場への通勤はもちろん、仕事で車の運転が必要なことも多くあります。

では、技能実習生は自動車の免許を取得することはできるのでしょうか。

 

技能実習生は自動車免許を取得できる!

技能実習生も自動車免許を取得することができます。

その方法は3パターンに分かれていて、技能実習生ごとに対応が異なります。

 

①国際免許証を持っている場合

日本では道路交通に関するジュネーブ交通条約を各国と結んでいます。

この条約を結んでいる国同士であれば原則として、特別な手続きをしなくても運転が可能です。

また、運転できる車種については国際免許証で許可されているものと同等のものに限られています。

 

注意点としては世界には道路交通に関する条約は複数存在している点です。

例えば、「ウィーン交通条約」を締結しているベトナムの実習生は、国際免許証を持っていても日本で車を運転することはできません。

 

また、入国日から1年を経過すると運転ができなくなるため、日本の運転免許証への切替えが必要となります。

 

②外国の運転免許証を日本の免許証に切替える場合

母国など外国で運転免許証を取得している場合は、各都道府県にある運転免許センターで日本の運転免許証に切替えることができます。

ただし、いくつか条件があります。

 

  1. 外国の運転免許証が有効期限内であること
  2. 外国で運転免許証を取得してから、通算で3ヶ月以上その国にいたこと

 

2つの条件を満たしていれば、交通センターで切替えの申請ができます。

申請書類には外国の運転免許書を日本語に翻訳した書類が必要です。

これは領事館やJAFなど法律で定める機関からしか作成ができませんので、余裕をもって用意をしましょう。

 

免許センターではいくつかの試験をクリアしなければなりません。

視力・色覚などの適性検査、交通規則の知識を問う筆記テスト、センター内のテストコースを実際に走行する技能試験です。

筆記テストはいくつかの言語で対応していますが、各免許センターで異なっているので事前に問い合わせをしたほうが良いでしょう。

③初めて免許を取得する場合

初めて免許を取得する場合は、日本人が初めて免許を取得する場合と全く同じです。

まずは最寄りの自動車教習所に通って、知識と技能を身に着けましょう。

その後、免許センターで試験を受けて免許を取得することになります。

 

そもそも技能実習生に自動車免許は必要?

技能実習生に自動車免許が必要かは生活環境や職種によって大きく違います。

比較的都市部に住み、公共交通機関が整っているなら必要性は低いですよね。

一方地方では、車の運転ができないと自転車しか交通手段がなく、買い物などの日常生活で困ることもあります。

 

生活に関わる部分はフォローをすることができますが、企業側として最も不便を感じるのは、仕事に関わる時ではないでしょうか。

特に不便があるパターンは、建設業など営業所と作業現場が離れていて、移動が発生するような場合です。

 

例えば、現場で少し車を移動して欲しいだけなのに運転が出来ないというのは、同じ現場で働く仲間としては理解しつつもストレスになってしまうことも。

一方で、工場など1つの場所で仕事をする職種では影響が少ないことが多いでしょう。

 

会社としてリスクを検討しよう

技能実習生のプライベートにも関与せざるを得ない

技能実習生が自動車免許を取得すると、業務上の幅はとても広がります。

一方で、交通事故など多くのリスクも予想ができます。

業務中に運転ミスで第三者に被害が生じれば会社として対処せざるを得ません。

また、技能実習生がプライベートで起こした事故でも、やはり会社や監理団体が関与せざるを得なくなってきます。

 

母国と日本の運転慣習の差が大きい

技能実習生の交通慣習の差もリスクに大きく関わっています。

技能実習生は発展途上国から日本にやってくるケースが多いですよね。

日本と比べて発展途上国での自動車やオートバイの運転はとても危険です。

その感覚で日本にやってくると、特にプライベートでの運転時に危険な運転をする技能実習生は少なくありません。

 

技能実習生が自動車免許を取得しても、業務中に限定するよう指導するのも一つの手でしょう。

通勤時も可能ならば自動車の利用は避けたほうが会社としては安心です。

 

技能実習生に教育を徹底する

休日は運転を控えるように指導しても、知人の車を運転して旅行をするなどは起こりえます。

そこで、事故などを起こしたらどんな不利益があるかを教える必要があります。

そのためには何をしたらダメか、費用がいくらかかるのかを具体的に示しましょう。

技能実習生自身が責任を取ることを認識させるために、書面を交わすのも効果的です。

 

 

まとめ

技能実習生は自動車免許を取得することが可能です。

ですが、取得には費用や手間が発生しますし、大きなリスクも伴います。

まずは、安易に免許を取らせることはせず、技能実習生と会社とお互いが納得していなければなりません。

 

会社としては休日に車を運転しないなどの社内ルールや、事故などが起きたときの対処手順をあらかじめ決めておきましょう。技能実習生本人にはどんな危険があるか、自分が負わなければならない責任はどういうものかを具体的に指導するようにしましょう。